数年前に他のゲーム機とセットでヤフオクで落札したスーパーファミコン。
何も手を付けず、そのまま保管(放置)していたのだが、電源を入れてみることにした。
配線し、ゲームカートリッジをセット、電源ON!!
音は聞こえる。映像は、上から下に、なんか黒いモヤモヤのようなものがゆっくりと流れる。。
ケーブルに問題があるのかとおもい、ケーブルの付け根や、途中の部分をまっすぐにしたりしたが改善しない。
コネクタに汚れやうっすら腐食があるのかなど確認し、念の為、コネクタを掃除、接点復活スプレーを吹き掛け、綺麗にしたりしていると、徐々に映像が、一応なんか色がついてきて、なんとなくゲームのキャラクターぽいものが見える状態になってきた。
これは、本体内の温度が上がってきたことによる変化であると思われました。
そこで、電源をOFF,ACアダプタもコンセントから外し、しばらく放置して、本体を冷やし、今度はケーブルなどをいじらずに電源を入れた状態としていると、やはり同様に徐々に映像が見えるようになってきたので、やはり温度上昇が関係していると判断。
おそらく、コンデンサの容量抜けや抵抗値の上昇などが原因ではないかと推測し、本体を分解。
分解には、はじめに特殊なねじを回さないといけないのですが、内部を掃除するつもりで、数年前に買っておいたドライバ(DTC-27)を用いて、外装を外し、基板取り出し。
基板の表面を掃除しつつ、映像端子の付近にあるコンデンサを見てみた。
回路をじっくりと追って確認したわけではないのですが、写真の6つのコンデンサが関係しているようだったので、まずはこれらを基板に載ったままの状態で、容量を計測(写真の下の黒い凸型の物が映像と音声のコネクタです)。
並列につながっているものと思われる2つ(C59,C60)は合計容量しか分からなかったのですが、明らかに容量不足。
写真の他の4つも測ってみますと、それほど容量が下がってはいなかったですが、2つは同じコンデンサであったので、交換対象。
C57〜C60の容量は100μF。
C65,C66の容量は10μF
フラックスを塗り、ハンダごてをあてると、あの特有の匂いが立ち込めました。。
コンデンサの内部からの漏れがあったことが推測されました。
※とても臭いです。イカを焼いた時の匂いに、酸味をおもいっきりプラスしたような、良い子のみんなは嗅いではいけない匂いに分類されると思われます。。
それぞれ同容量の、電圧も仕様以内となる手持ちのコンデンサを写真のように取り付け、フラックスを拭き取り、起動できる状態まで組み直し、電源ON!!
上から下に流れる黒いモヤモヤも発生せず、嘘のように美しい映像が、バシッと映しだされました。
分解ついでに、外装の内部、外部を綺麗にしていると、本体裏に年号が記されていました。
1990年とのこと。
27年前ものなのか。。と、びっくりしてしまいました。
ちょっとやりたいなと思って持っていたスーパーボンバーマン2,3,4を小一時間程やると、私のスーパーファミコンへの煩悩は完全消化されたことは言うまでもありません。
えっ。。
0 件のコメント:
コメントを投稿